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ホテル披露宴での演出
昭和初期に行われた石原裕次郎夫妻の披露宴では、高さ1メートルのウェディングケーキが使われたそうですが、ホテルでの結婚式の演出というと、豪華で派手なものというイメージがありますよね。著名人や芸能人が行った披露宴をお手本に、60年代~70年代にかけて、さまざまな「ハデ婚」が一般でも数多く行われました。有名なところでいうと、もくもくと立ち昇るスモークの中をゴンドラに乗って新郎新婦が登場したり、馬車に乗って会場入りしたり、グラス上段からシャンパンを次々注ぐシャンパンシャワーをしたり、豪華に飾られたキャンドルに火をともすキャンドルサービスをしたり…。メインテーブルである高砂を中心に、ゲストのみなさんは席次表どおりの席につき、新郎新婦の入場を待つという始まり方は、現在もほとんど変わっていませんが、演出自体は昔ほど派手なものではなく、カジュアルでアットホームさを感じられるものが主流になっているようです。
披露宴での演出の種類は数えきれないほどあり、またバラエティに富んでいます。セオリー通りの演出だけでなく、カップルがオリジナルのものを考え出す場合も多く、年々その数は増え続けていると言えるでしょう。披露宴前半部の最大の盛り上がりどころが、ケーキ入刀です。「新郎新婦、初めての共同作業です」の掛け声は、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。かつてはベニヤ版と発泡スチロールを使い、高さを競うように作られていたウェディングケーキも、最近では1段のものが多く、デコレーションでオリジナリティを出したり、花でケーキを飾ったりする方が人気です。また、生ケーキを使用する場合がほとんどで、ケーキ入刀後、厨房で切り分けられデザートとしてゲストに振る舞われるのが一般的です。新郎がケーキサーブをするという演出も最近では人気があります。ケーキ入刀で人気の演出が「ファーストバイト」です。新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うという演出で、新郎からは「一生食べることで苦労はさせない」という意味を込めて、新婦からは「おいしい料理をいつも作って食べさせてあげる」という意味が込められているそうです。シャッターチャンスを作りたい場合は、口に入りきらないほどのケーキを取って新郎の口に押し込めるというお遊びをやってみてもいいかもしれませんね。
お色直しも楽しみのひとつです。最近では、行わないカップルもいるそうですが、ホテルウェディングでは依然、人気の高い演出です。カラードレスの色当てクイズなど、お色直し中の待ち時間、ゲストを退屈させないための演出もさまざまなものが考えられています。2人の生い立ちや馴れ初めを集めたプロフィールビデオ、ゲストとの思い出が詰まった写真のスライドなど、定番といえる演出もまだまだ人気が高く、非常に凝ったものを作ってくれる専門業者がたくさんあります。
再入場時の演出も忘れてはなりません。一時は表舞台から消えたかと思われたキャンドルサービスも、最近またひそかな人気になっています。キャンドルサービスは、4世紀半ばに教会で行われていたキャンドルミサが起源とされ、日本で最初に行ったのは「日本閣」と言われています。ゲスト参加型のキャンドルリレーや、オイルを使った色とりどりのランプでの点灯式など、懐かしい中にも新しさを感じられる演出が次々と生み出されています。また光の演出以外にも、入場の際、テーブルごとに写真を撮って回ったり、新婦の手作りのお菓子を渡すといった演出も人気が高いです。
ホテル内のチャペルで挙式を行った場合、天井が低かったり、照明機器に当たる可能性があるという施設上の理由からブーケトスができない場合が多くあります。そこで人気が高まってきたのが「ブーケプルズ」です。これは、ブーケにひもを結びつけ、ダミーのひもと合わせてゲストの未婚女性に引っ張ってもらうというゲーム。室内でできる上、披露宴の演出として組み込めるため多くのカップルが行っているようです。女性だけズルイと感じる場合には、未婚の男性ゲストにちょっと高めのお酒を取り合ってもらう「お酒プルズ」という演出もお薦めです。
ホテルでは、ピアノやマイクなど音響設備が整っており、披露宴では定番のカラオケや友人の出し物も遠慮なく行ってもらえます。防音もしっかりしているので、大騒ぎをしても他の会場や近隣のことを気にしなくてOKなのも嬉しいですよね。
ホテルウェディングというとちょっと敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、近頃のホテルはカップルに合わせたさまざまな演出を用意してくれています。定番のゴージャス演出から、最新のカジュアル演出まで、柔軟に幅広く対応してくれるのが最近のホテル披露宴です。「この演出、ホテルじゃできなそう…」と悩む前に、ホテルスタッフの方に是非相談してみてくださいね♪